インスタントコーヒーは、コーヒー豆から可溶性固形分を抽出し乾燥したもので、原材料はコーヒー豆100%。1901年にニューヨーク州バッファローで開催されたパンアメリカン博覧会で、日本人の科学者である加藤博士が『ソリュブル・コーヒー』（溶けるコーヒーの意）と名付けて発表したのがインスタントコーヒーの始まりです。

インスタントコーヒー製造の最初の工程はレギュラーコーヒーと同じですが、抽出後に「スプレードライ製法」 または「フリーズドライ製法」により乾燥させることで、インスタントコーヒーが完成します。

ブレンドにおける焙煎方法

スプレードライ製法（噴霧乾燥）

高温の乾燥塔の中で濃縮されたコーヒー液を噴霧すると、瞬間的に水分に蒸発し、乾燥した細かい粉末状のコーヒーができあがります。

フリーズドライ製法（凍結乾燥）

濃縮されたコーヒー液を零下40度前後の低温で凍結させ、真空状態で昇華させます。低熱処理の為、コーヒーのアロマがより良く保存されます。