コーヒーとサステナビリティ

生産者、生産地、製造工程、健康寄与...
産業としてのサステナビリティを
実現するために、業界が一丸となって
コーヒーに関わる様々な側面からの
アプローチを行っています。

SDGs Initiatives
SDGsの取組み

より多くの人々に美味しいコーヒーをいつまでもお楽しみいただきたい。それが全日本コーヒー協会の願いです。
それには、世界の生産国での栽培から消費国での販売、飲用に至るまで、そこに携わる全ての人々が豊かになり、健全な地球環境を保つことが重要です。
こうした考えのもと、わたしたちは、「コーヒーの未来に向けて」サステナブル活動に取り組んでいます。

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コーヒー生産者の豊かな生活に向けて

コーヒーは赤道を挟んだ南北緯25度間のエリア「コーヒーベルト」の約70か国の生産国で栽培されている農作物です。ブラジル等の生産大国の大規模農園では、機械化された高度な栽培技術により生産量を拡大しています。一方、その他の生産国では、手作業中心の小規模農家が多く、慢性的なコーヒー相場の乱高下により、コーヒー農家の収益の悪化、生産意欲の減退、栽培技術の低下など、様々な問題を抱えています。
日本を始め、世界の多くの人々が、将来にわたり美味しいコーヒーを安定的に楽しむには、全ての生産者の人々が豊かな生活を享受し、良質なコーヒーづくりに意欲を持って取り組める労働環境の健全化が必要です。
コーヒー生産者の豊かな生活に向けて、日本のコーヒー業界では、様々な支援活動に取り組んでいます。

コーヒー農園
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コーヒーの危機

美味しいコーヒーを生み出す地球環境を保つために

世界のコーヒー消費量は、1980年の約500万トンから、2020年に約1,000万トンへと、40年間で2倍に拡大しました。今後も、膨大な人口を有するインドネシア、フィリピン、ベトナム、中国などのアジアの国々の需要拡大を追い風に、世界の消費量は更に大きく伸長するものと見込まれています。
このように拡大する世界のコーヒー消費量に対して、世界のコーヒー生産量は、ブラジル等の生産大国での量産が貢献し、現在は需給バランスが保たれているものの、今後の動向が懸念されています。
コーヒーは、コーヒーベルトと呼ばれる地域の中でも、栽培に適した自然条件(気温や降水量、標高など)のもとで生産されている繊細な農作物です。年によっては降霜・干害等の自然災害や、病害虫の大量発生などにより、生産量が大きく減少する場合もあります。また近年の地球温暖化による気温上昇等の気候変動の影響で、将来的に良質のアラビカ種の生産適地が半減するとの観測が民間の調査機関から報告されています。
将来にわたり美味しいコーヒーを安定的に生み出す地球環境を保持するために、生産国の水質や土壌、生物多様性の保全など、日本のコーヒー業界では様々な活動に取り組んでいます。

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地球に優しい製品づくり

日本のコーヒー業界のコーヒーの焙煎・加工・包装等の各製造現場では、省エネルギーやCO2排出量の削減、包装容器の省資源化など、地球環境にやさしい製品づくりに取り組んでいます。また、抽出後のコーヒー粉の有効活用や、廃棄物のリサイクルなどにも取り組んでいます。

地球にやさしい製品づくり
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コーヒーは健康増進に寄与

コーヒーと健康の関連性については、日本だけでなく世界各国で様々な研究が行われており、死亡リスクの低下をはじめ、コーヒーの飲用が健康に寄与する様々なエビデンスが得られています。わたしたちは、このようなコーヒーの機能をもっと多くの人々に知っていただきたいと考えています。

健康増進
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