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COFFEE BREAK
コーヒーの基礎知識-Basics-
コーヒーができるまで①
栽培
コーヒーの木は、カフェインなどのアルカロイド類を多く含むアカネ科に属する熱帯性低木です。
種を蒔いて3年目くらいから最初の花をつけ、花が咲いてから約8ヵ月かけて緑色から真っ赤な実に熟します。
4~5年経過したころから収穫量が多くなり、手入れをよくすれば30年くらいの間収穫をあげることができます。
Processコーヒーチェリーが育つまで
コーヒーの若木
苗床で育てられたコーヒーの苗木は、約20㎝まで成長すると農園に植え替えられます。
コーヒーの成木
コーヒーの木はアカネ科の常緑灌木で、種子をまいてから3〜5年で成木になります。
コーヒーの花
白くて小さいコーヒーの花は、ジャスミンのような甘い香りがします。葉の付け根に群集して咲きます。
コーヒーの実
収穫期のコーヒーの実は、真紅色に熟します。その他、形からコーヒーチェリーと呼ばれています。
コーヒーの生豆
収穫したコーヒーの実から、果肉や皮を取り除くと、みずみずしいコーヒーの種子がでてきます。これがコーヒーの生豆です。
コーヒーチェリーの構造
コーヒーチェリーの構造
外皮である赤い皮の内側に甘味のある果肉があります。さらにその内側に堅い「パーチメント」と呼ばれる内果皮と「シルバースキン」と呼ばれる銀皮があり、その中にコーヒーの生豆が向かい合うように入っています。この果肉とパーチメントの間に(桃の種の周りにあるような)粘液質の「ミューシレージ」があります。
Varietyコーヒーの2大品種
植物学的には、コーヒーは数十の種を持ちますが、
飲用目的で栽培され流通しているのは「アラビカ種」「カネフォラ種(通称ロブスタ)」の2つです。
アラビカ種
カネフォラ種
(ロブスタ種)
(ロブスタ種)
エチオピア
原産地
ビクトリア湖周辺から
西アフリカ
西アフリカ
~3m
樹高
3~6m
濃緑、楕円形
葉
表面が波状
自家稔性
稔性※
自家不稔性
世界中で最も多く栽培され、コーヒー生産量全体の6割弱を占めている。低地から高地にかけて栽培可能だが、サビ病等の病害虫に弱い。ストレートの飲用に適している。
特徴
低地で湿潤な土地で栽培される。生産量はコーヒー全体の4割強だが、強健で病害虫にも強い。単品で飲むにはあまり適さず、主にインスタントコーヒーの原料に使用される。
※稔性(ねんせい)
- 自家稔性:同じ株に咲く花同士で交雑して、次世代の種子が形成される性質。
- 自家不稔性:同じ株に咲く花同士で交雑せず、他の株の花粉による受粉で、次世代の種子が形成される性質。