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COFFEE BREAK
世界のコーヒー-World-
Vol.38 アメリカ:ブラック・ゴールド・レコーズ(Black Gold Records)
ニューヨークでは別々のお店を組み合わせたスタイルの業態が流行する中、コーヒーとの組み合わせが特に人気を呼んでいます。vol.38では、ブルックリンにあるレコードとアンティーク雑貨店内のコーヒーショップを紹介します。
レコードとコーヒーの頼もしい関係。
Vol.38 アメリカ:ブラック・ゴールド・レコーズ(Black Gold Records)
www.blackgoldbrooklyn.com
ブルックリンの閑静な住宅街、キャロル・ガーデン地区にあるブラック・ゴールド・レコーズ。中古レコードを中心に、新譜も揃い、アンティーク雑貨や剥製などユニークなアイテムが揃うお店だ。同店が他と一線を画しているのが、店内で本格的なコーヒーを提供しているということ。レコードとコーヒーのスペースの仕切りは特になく、レジも一緒。経営者も同じなので、コーヒー片手にレコードを探したり、ヴィンテージ品を眺めることができる。
オーナーのひとり、ジェフ・オギバさんは以前、ニュージャージー州でレコード店を経営していた。ニューヨークにも出店したいと思っていたが、レコードの売れ行きが伸び悩んでいたため断念していた。そんなある日のこと、当時の共同オーナーが「一緒にコーヒーを売ってみないか?」とアイデアを出してきたのだ。それまでは全く思いつかなかったが、レコードとコーヒーはよい組み合わせだと感じ、2010年、ブルックリンにコーヒーとレコードを販売するお店をオープンする。
「レコードとコーヒーのコンビの強みは、レコードは好きだけど普段はコーヒーを飲まない人でも試してみようと思うところ。またその逆も。レコードはパーティーやDJセットが盛んなニューヨークでは夏によく売れるけど、寒い冬には売上げが伸びません。コーヒーはその逆。夏にはあまり売れないけど、厳しい冬にはとてもよく飲まれます。どちらかが売上げのカバーをしてくれるので、とてもメリットがあります」と、ジェフさん。
以前は市販のコーヒーを使用していたが、2016年の春から、オリジナルのコーヒーの焙煎を開始した。ブルックリンのリッドフック地区でローストしているミディアム〜ダークローストで、4カ所の原産地の豆を使用。まろやかな風味があり、カフェインの量が若干多いことが特徴だ。また今年の春から登場した、ジェフさんの父親手作りのハンドドリップ器具も好評。器具の数カ所の穴から抽出されるコーヒーからは、いい香りが漂ってくる。レコード店の中にあるコーヒーコーナーとは思えないほどこだわったコーヒーが、この店をよりユニークで特別な存在にしている。
ブラック・ゴールド・レコーズ/Black Gold Records
TEL: 347.227.8227
461 Court Street, Brooklyn, NY11231
www.blackgoldbrooklyn.com
Fenix Food Factory Veerlaan 19D, 3072 AN Rotterdam
営業時間
7:00 〜15:00 (月) 7:00〜20:00 (火・水)
7:00〜21:00 (木・金)
10:00〜21:00 (土)
10:00〜19:00 (日)