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COFFEE BREAK
インタビュー-Interview-
山口もえ【タレント】
仕事と私とコーヒーと。 Vol.5
山口もえ【タレント】
おっとりした天然系のキャラクターでお茶の間の人気を集めるタレント、山口もえさん。母となってコーヒーとのつきあいがさらに深まっています。
「コーヒーのいちばんの魅力は、その香りだと思います」 と話す山口もえさん。 「なんというか、精神的にとても落ち着きますし、それでいて細胞を活性化させてくれる効果もあるような......私にとってポジティブな香りですね」 両親ともにコーヒーが大好きだったおかげで、朝はいつもいれたてのコーヒーの香りに包まれて育った。香りにほっとする安心感を覚えるのは、それが家族との穏やかな時間を連想させるからかもしれない。
「コーヒーの香りが小さい頃から大好きでした。でも、両親が美味しそうに飲んでいるのを見て〝私も飲みたい〟と一口もらうと、味のほうはとても苦くてかなわない。そのギャップがなかなか埋められず、ああ、これは大人にならないとわからない美味しさなんだろうなと思い知らされたものです。20代の頃はちょっと背伸びをして、食事のデザートに甘いものをいただくときにはコーヒーを注文したりしていたのですが、本当にその味を楽しめるようになったのは、やっぱり30代。コーヒーについてさまざまな知識を得てからですね。たとえば豆の焙煎の仕方や挽き方、お湯の温度、ドリップの方法など、さまざまな違いで同じコーヒー豆でも味が違ってくる......知れば知るほど、こんなに奥の深い飲み物はないのではないかなと思います」
息子はすでにコーヒー大好きです。
情報番組などで、健康に関してコメントする機会も多いもえさん。コーヒーも含めて、彼女が食と健康に強い関心をもつようになったのは、30歳で妊娠したことがきっかけだった。
「妊娠中、自分の口から入ったものがすべて子供の骨となり身となるのだということを思い知って、食べ物についてもっと学んでみたくなったのです。それで、最初に野菜ソムリエの資格をとりました。今は子育てをしながら、食育の大切さを再確認しています。たとえば野菜でも、栄養価の高いものをそろえて美味しく料理して出すだけではなく、子供と一緒に野菜を育てたり、キッチンに一緒に立って調理するところを見せたりと、さまざまな角度からその魅力を教えてあげることにも意味があるのではないかと思います」
二人の子供のうち、保育園に通う息子はすでにコーヒーを飲んでいる。 「私の子供時代と同じように、親が飲んでいるから興味をもったようです。それで飲ませてみたら、〝美味しい!〟って......息子にはカフェインレスのコーヒーにミルクをいれて出していますが、〝お砂糖はいらない〟というんです。私の子供時代よりもずっと進んでいますね(笑)。最近の私は、くつろぐ時間はもちろん、テレビ番組の収録前にコーヒーを飲むことが多くなってきました。気持ちをしゃきっとさせて、お仕事に向かっていける気がします。
コーヒーの健康効果が取り上げられて、よく1日に4~5杯飲むのがいいといわれますが、私は飲みたいときに飲むのが一番いいと思っています。飲みたいと思うときは身体が欲しているときなので、その自分の心に素直に従うことが、健康にも効果がある。身体と心がどちらも健康であること。それを大切にしたいと思っています」