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カフェを特別な存在にするコーヒーカクテル アメリカ:サニーボーイ
眠らない街、ニューヨーク。常に忙しい都会では、頭を爽快にしてくれるコーヒーが不可欠で、同時にお酒もとっても大切な存在です。ニューヨーカーにとって大事な二つの要素を一緒にした、とあるカルチャーが流行っています。それはコーヒーにアルコールが入った「コーヒーカクテル」。コーヒーにもお酒にもうるさいニューヨーカー納得の、コーヒーカクテルを提供するお店を紹介します。2軒目は、オーストラリア系のニューフェイスを。
カフェを特別な存在にする、コーヒーカクテル。
Vol.94 アメリカ合衆国:サニーボーイ(SonnyBoy)
www.sonnyboynyc.com
ニューヨークではオーストラリア系のカフェが普及して久しいが、まだまだ新しいスポットが増えている。オーストラリアンカフェというと、アボカドトーストがメニューに必ず存在する、フードとコーヒーのレベルが高いというイメージがあるが、他店とは一線を画すのが「サニーボーイ」だ。2019年1月にロウワーイーストサイドにオープンし、「フレンドリーで親しみやすいスポット」がコンセプト。普通のコーヒーショップ以上の存在になりたいと、フードはもちろん、ビールやナチュラルワインなど、コーヒー以外のメニューも充実させた。
オーストラリア出身の共同オーナー、ステファノ・ドサーニャさんはカクテルにもこだわろうと、同郷の同業者の友人と一緒にメニューを考案。「ヘビーではなく、フレッシュでさっぱりとした味わいのカクテルを提供したかったので、コーヒーカクテルに辿り着きました」と、話す。
展開しているのは2種類。「バット・ファースト、コーヒー」は、トランバ・ブランコ社のテキーラとデル・マゲイ社の「デル・マゲイヴィーダ」というメスカルに、食塩水とコールドブリューをミックスしたドリンク。ウィスキーがベースのカクテル、オールドファッションドがアイデアのベースになっている。「メスカルでスモーキーさを出して、コーヒーで苦味を出す、飲み口がスムーズな一品です」と、ステファノさん。一口飲むごとに、じんわりとした渋みと、しょっぱさが口の中に広がる大人の味だ。
もう一つは、オーストラリアで定番の「エスプレッソ・マティーニ」。オーストラリア発の「ミスター・ブラック」社のコーヒーリキュールに、ヴォッカとエスプレッソ、シロップを混ぜたカクテルだ。エスプレッソの苦味の中に、リキュールの甘さを感じ、非常に飲みやすい。
コーヒーはニューヨークの「カフェ・インテグラル」社のコーヒーを使用。オーストラリアの美学は、ニューヨーカーの間でもさらに根付いていきそうだ。
サニーボーイ(SonnyBoy)
www.sonnyboynyc.com
65 Rivington Street, New York, NY 10002
営業時間 8:00 -~16:00 (月)、8:00~24:00(火〜日)
無休