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COFFEE BREAK
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世界のコーヒー-World-
アムステルダムに流れる、 スローなカフェ時間。
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アムステルダムに流れる、スローなカフェ時間。
Coffee Bru コーヒー・ブル
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子供連れからビジネスマンまで、客層の広さが特徴。
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左から:ルサン・ドルストさん(左)とイェルン・カイゼルさん。ルサンさんのお姉さんカップルと4人でこの店を経営。2号店もあり、そちらで焙煎やケーキ作りをしている。/バリスタの機敏な手さばき。
本格派コーヒーが飲めると評判のこの店では、用途にあわせて世界各国の豆を使い分けている。例えばレギュラーコーヒーやカプチーノ、そしてフラットホワイトには、厳選したブラジルの豆。エスプレッソにはアフリカの豆。そしてフィルターコーヒー用にはそれ以外の豆、という具合だ。自分たちでも焙煎はするが少量で、大半は市内の焙煎工房から仕入れている。そんな彼らのこだわりのコーヒーを飲むために、毎日通う常連客も多い。
左から:ラテアートも美しいカプチーノ(3.25ユーロ)。/真っ赤な色が美しいレッド・ベルベット・ケーキ(左、3.50ユーロ)と、ヴィーガンチョコレートバー(2.80ユーロ)はどちらもホームメイド。
アットホームな空間が生む、憩いのコーヒータイム。
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左から:店内奥の大きなリーディングテーブルでは、ビジネスマンが和やかに会議中。天窓からの陽ざしも心地良い。/ブルのロゴは、グラフィックデザイナーのルサンさんが手がけている。
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アムステルダム東部、広場に面した商店街にあるブルは、エリアのリビングルーム的な存在。天気がよい時期には、店の前にもテラス席が。
Back to Black バック・トゥー・ブラック
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この店でサーブするブラックコーヒーは9種類。
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左から:ナチュラルテイストなインテリアデザインは、女性オーナーふたりの手作り。/若いアーティストやデザイナーをサポートするのもこの店のコンセプト。作品を展示販売するコーナーが設けられている。
エリアや環境への配慮も、大切なコンセプトのひとつ。
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インゲ・ブルトハウスさん(右)とノールチェ・フルッテルスさんは、20年来の大親友。1度は企業に就職するも、2年前にこの店をオープン。
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左から:暖かい日に人気のアイスラテ(3ユーロ)。/ホームメイドのアップルタルトは、この店の定番。これが目当ての常連客も多い(3.75ユーロ)。/腕のよいバリスタのラテアートが映える。
roost ロースト
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オーナーのカルラ・トルールストラさん。
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左から:キッチンの壁には、さまざまなメニューのレシピが。/ギリシャヨーグルトとホームメイドのグラノーラ。甘さも控えめで芳ばしい(5.50 ユーロ)。/ホームメイドのゴートチーズとナスのチアバッタ(6.50 ユーロ)。
「本当に美味しいものだけをサーブする店でありたい」と言う彼女は、店で出すケーキやパン、グラノーラなど全てのものを一から手作りしている。どれも調和のとれたおいしさで、これを目当てに毎日通う人も多い。 コーヒー豆は、ホンジュラス産を選んだ。「いろいろ試しましたが、うちのような小さな店では、オールラウンドな豆が理想。エスプレッソやストレートでもおいしく、ミルクとの相性がよいものを選びました」と言う。究極のコーヒーを目指して、細心の心遣いでサーブする。
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窓際のミニブースの座席は、ひとりでのんびりしたい人に人気。
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左から:店内奥にあるトイレの前にできたデッドスペースは、ミニ・ライブラリーとして活用。常連客に好評で、本の貸出もしている。/ウッディな色調で落ち着いた雰囲気の店内。ブルーやライムグリーンなど、ところどころに使われた鮮やかな色がほどよいアクセントに。/店内中央の大きなテーブルでは、大学生たちが勉強中。
TOKI トキ
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左から:ダブルエスプレッソにピッチャーに入れたお湯を添えてサーブするアメリカーノ(3ユーロ)。/見た目も美しいアイスラテ(3.50ユーロ)。
オープンして1年を迎えたTOKIは、若者に人気のショッピング通り、ハールレマーストラートのすぐ裏にある。店内は約90平方メートル。けれども座席数はわずか35程度と、空間を贅沢に使っているのが特徴だ。 オーナーのジェフ・リンクさんは、現在34歳。2年前まで広告代理店に勤めていた。約5年ほど前から自分のカフェを持つことを夢見ていた彼は、「〝ゴー・スロー〟の精神で、訪れる人がゆったりとした気分になれる場所作りを目指した」と言う。そんなビジョンで生まれたこのカフェを、ジェフさんは日本語の「時」と命名。日本の深淵な精神性にインスパイアされたという彼は、この店名に「今」を大切にするという哲学を込めたのだ。
大きなテーブルがあるコーナーには、ノートパソコンで作業する人の姿も。
ゆったり気分を演出する、ピュアな味わいのコーヒー。
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左から:日本風のデコレーションはジェフ・リンクさんのアレンジ。/「ゴー・スロー」を絵に描いたような風貌のジェフさん。ランチでおいしいとんかつサンドをサーブすることが当面の目標とか。
BONANZAは、昔ながらの手法と、新しい技術をバランス良くミックスした焙煎で定評がある。ジェフさんがこの工房を選んだ理由は、「フレーバーを最大限に引き出し、クリーンでピュアな味わいを生み出しているから」。ブレンドコーヒーには、ペルーとブラジルの豆のブレンドを使用。そしてエチオピアやケニアなどのアフリカの豆は、フィルターコーヒー用と、数種類の豆を使い分けている。 器やサーブの仕方にも工夫を凝らすジェフさん。その繊細な感性は、早くも多くのリピーターを魅了している。