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COFFEE BREAK
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世界のコーヒー-World-
2013.06.25
コーヒー消費から見る、スペイン人のライフスタイル
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スペインコーヒー協会顧問 ジョセップ・ロビラ氏
コーヒーとカフェは、切っても切れない関係。
スペインに輸入されているコーヒーのうち、アラビカ種は40%で、残り60%がロブスタ種だ。
「ロブスタ種はカフェイン含有量がアラビカ種の約2倍といわれており、ロブスタ種の消費が多いスペインではひとり当たりのコーヒー豆消費量も少なくなるようです」
また、カフェなどの外食と家庭内でのコーヒーの消費量は半々という時代が長く続いていたのだが、近年の経済危機を受けて、外での消費は約37%まで下がり、家庭での消費が約63%に上がってきた。
「そうはいっても、スペイン人好みのコーヒーは、"カフェで飲む"コーヒーの味なんですよ」と、ロビラ氏は言う。カフェで飲まれているコーヒーの種類で見ると、もっとも多いのが「メスクラ(混合)」(48%)。これは通常の焙煎豆と焙煎時に砂糖を添加した「トレファクト」を混合したコーヒーのこと。次に多いのが、通常の焙煎豆「ナトゥラル(自然)」(38.5%)。そしてデカフェ(12%)、トレファクト(1.5%)と続く。
「カフェで出されているコーヒーの味も大事ですが、私たちにはカフェで友人と会話しながらコーヒーを飲む時間が大切なんですね」
スペイン人にとって、コーヒーとカフェは切っても切れない関係なのだ。
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