お知らせ

2024.10.08

「10月1日 国際コーヒーの日」サステナブルセミナーを開催しました ニュース

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2024年10月1日(火)、SDGsとコーヒーの未来について考える「国際コーヒーの日」サステナブルセミナーを開催しました。(主催:一般社団法人全日本コーヒー協会)

持続的でおいしいコーヒーをお届けするには何をすべきか、有識者を講師に招いてご講演をいただくとともに、全日本コーヒー協会会員企業4社による取り組みの発表を行いました。


<セミナー概要>
セミナータイトル:
「コーヒーの未来に向けて〜持続的でおいしいコーヒーをお届けするために、私たちは何をするべきか〜」

日時:2024年10月1日(火)13:00〜17:30
場所:コモレ四谷タワーコンファレンス
   ZOOM ウェビナー(オンライン)
受講:無料
申込み人数:約670名
当日参加者:約400名
主催:一般社団法人 全日本コーヒー協会

当日は、コモレ四谷のコンファレンスルームより、オンライン視聴者に向けて配信を行いました。
フリーアナウンサーの野牛あかねさんが司会を担当し、和やかな雰囲気のなかファシリテーションを行いました。

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全日本コーヒー協会会員企業および数多くの記者の方々にご来場頂きました。

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開会のご挨拶
一般社団法人全日本コーヒー協会会長 萩原 孝治郎

萩原会長のご挨拶で、全日本コーヒー協会がその役割の重点をサステナビリティに置く方向へと転換を図っていること、具体的には、
・ 会員の皆様のサステナブルな取組の一助となるような調査や研修の実施
・ ホームページなどによる会員の皆様の取組のご紹介
・ 国際コーヒー機関(ICO)と国際労働機関(ILO)との協力によるコーヒー生産国における労働安全衛生プログラムの支援
などに取り組んでいることに触れました。

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A「サステナビリティ課題の現状と取組〜コーヒー業界の課題解決に向けて〜」
 農林水産省 新事業・食品産業部 企画グループ 専門官 兼井宏和氏

兼井専門官からは、農水省は「環境と調和のとれた食料システムの確立」を図ることとしており、環境課題などサステナビリティ対応を推進していくことや、コーヒー業界においても、サステナビリティ課題への対応は重要な課題となっていることについてお話頂きました。
特に、気候変動によりコーヒー栽培に適した土地が2050年までに半減する可能性があるとの予測もあり、生産国における担い手の問題なども含めて、コーヒーの持続的な調達、安定的な供給への取組の重要性についても触れられました。

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B「なぜ今、コーヒー業界がサステナビリティを考える必要があるのか?」
 株式会社レスポンスアビリティ 代表取締役 足立直樹氏

足立氏からは、2050年問題に触れるとともに、気候変動と生物多様性およびネイチャー・ポジティブの重要性やEU Deforestation Regulation(森林破壊防止を目的に、森林コモディティのデューディリジェンス(DD)を義務化する規則)などの海外における動向などを含め、サステナビリティの課題について幅広くご紹介いただきました。コーヒー業界は、このような問題を、今そこにある問題としてとらえ、課題解決に向けてしっかり取り組むべきとのご提言をいただきました。

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C「コーヒー栽培におけるバイオサイクルの取組」
 味の素AGF株式会社
 サステナビリティ推進部企画推進グループ 
 グループ長 田口 朋子
 主任    濵名 信濃

バイオサイクルを活用した産地支援の取り組み、徳之島コーヒー生産支援プロジェクトなど持続可能な調達に向けての取組や、森林整備・水資源保全活動、資源循環型社会実現に向けた取組など、「ふぅ」があふれるサステナブルな未来に向けた取組を紹介頂きました。

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D「温室効果ガス発生削減に向けて」
 石光商事株式会社 コーヒー・茶類事業部長 田原鈴代

ブラジル サンコーヒー組合との緑肥プロジェクトや、コーヒーグラウンズを燃料として焙煎を行う「循環型グリーン焙煎」などについてご紹介頂きました。

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E「持続的なコーヒー生産を目指して」
 キーコーヒー株式会社 代表取締役社長 柴田 裕 
 経営企画部サステナビリティ推進室長 伊東 郁恵

インドネシア「トアルコ トラジャ事業」や、コーヒー豆の麻袋を商品パッケージに採用した取り組みなどについて発表頂きました。

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F「UCCグループのサステナビリティ指針と「サステナブルなコーヒー調達」の実現について」
 UCCジャパン株式会社 
 サステナビリティ経営推進本部サステナビリティ推進室長 中村知弘

UCCグループのサステナビリティ指針の説明の後に、具体的事例として、「水素焙煎コーヒー」に取り組むことになった背景やメリット、また、「サステナブルなコーヒー調達」の枠組みや推進状況に関し紹介頂きました。

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閉会のご挨拶
一般社団法人全日本コーヒー協会副会長 
石脇智広

石脇副会長からは、全日本コーヒー協会が取り組んでいるサスティナブルな活動についての紹介と、協会会員企業が一丸となってコーヒー業界における様々な課題解決に挑んで行くべきであるとのお話をさせて頂きました。

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約4時間半にわたり、休憩もほとんどないなか続いたセミナーでしたが、レスポンスアビリティの足立氏、キーコーヒー柴田社長なども、登壇後も会場にて熱心に各社の取り組みについて耳を傾けられていました。

各発表に対してたくさんのご質問を頂き、意見交換も行われました。会場は終始熱気に包まれ、皆さん真剣に耳を傾けていました。


全日本コーヒー協会のSNSでも、セミナー終了についての情報発信をしました。

・全日本コーヒー協会 Instagram(ストーリーズ)
https://www.instagram.com/coffee.ajca/

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SNSでは、視聴者の方々からもコメントを頂いております。

fukui coffee / 度会にある小さな珈琲店 様のコメントから
(https://www.instagram.com/fukui_coffee_watarai/)
「コーヒーに関わっている方々や企業様から、それぞれの視点でコーヒーの"いま"、そして"未来"についてお話を聞かせていただくことができました。13:00〜17:30という長時間でしたが、非常に充実した内容の濃いセミナーでした。
コーヒーを持続可能なものにしていくために...一人で経営している私の小さなお店でもできること、取り組めることについて、改めて考える機会となりました。ありがとうございます。」


発表者資料につきましては、配布・共有は行わないこととさせて頂いています。ご了承ください。

全日本コーヒー協会会員企業につきましては、協会員サイトにご案内がありますので、ログインのうえご確認ください。

今後もコーヒーに関するセミナー開催を検討してまいります。


<この件に関するお問い合わせ>
一般社団法人 全日本コーヒー協会 セミナー担当
info@coffee.ajca.or.jp

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