Coffee and health

コーヒーと健康

コーヒーは、焙煎した豆を粉砕して抽出するレギュラーコーヒーをはじめ、手軽なインスタントコーヒーやコーヒー飲料など淹れ方や飲み方が多様で、
日常的な様々なシーンで気軽に楽しまれている飲料の代表格です。
そんなコーヒー文化が日本に根付くと同時に、日々数杯飲むことで健康に役立つことが全日本コーヒー協会の研究により明らかになってきました。
カフェ酸、クロロゲン酸、カフェイン、トリゴネリンなどコーヒーに含まれる数多もの成分が、
生活習慣病をはじめさまざまな疾病を予防し、健康維持に貢献しているというのです。
Health benefit .1

死亡リスクを低下させる

長期に渡り病気の発生を追跡した9万人の大規模調査で、コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、
ほとんど飲まない人に比べて24%も低いことが分かっています。死因別にも踏み込んだことで、
心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患の死亡リスクが下がることも認められました。

健康

2015.08.24

コーヒーを飲むと、死亡リスクが減る。

コーヒーの人体に対するさまざまな効果が明らかになりつつあるなか、それを裏付けるような研究が国立がん研究セ…

研究論文

Health benefit .2

がんを予防する

1981年に日本人の死因第1位となったがんは、高齢者のみならず、現在は若い世代でも増加傾向。
コーヒーに含まれる成分は、そのがんに対しても肝がんの浸潤を抑制する、乳がんの治療薬の治療効果が改善されるなど、
細胞株や動物実験での研究報告があり、その可能性が注目されています。

健康

2012.10.26

コーヒーの中の成分ががん細胞を抑制する?

日本人がもっとも恐ろしいと思う病気。それはきっとがんだろう。何気なく飲んでいるコーヒーには、がん細胞の活動…

健康

2012.06.27

糖尿病予防にカフェインが効く?

現代病として恐れられる糖尿病。患者数は年々増えているが、コーヒーはその予防に一役買う可能性があるという。コ…

健康

2022.11.30

乳がんの治療効果をコーヒーが改善する?

女性において罹患率が高い乳がんだが、コーヒーを日常的に飲むことで乳がんの治療効果を改善する可能性があること…

研究論文

  • 担癌ラットにおける癌増殖・転移および癌性高脂血症に対するコーヒーとコーヒー成分の作用解析(矢ヶ崎一三/東京農工大学大学院農学研究部 応用生命科学部門)
    「コーヒーの中の成分ががん細胞を抑制する?」
  • コーヒーの抗大腸癌作用の機構解明(岡本能弘/千葉科学大学薬学部 免疫微生物学研究所)
  • コーヒーの持つmicroRNA機能の増強作用を介した脂肪肝と肝発癌の予防効果の検討(大塚基之/東京大学医学部付属病院 消化器内科第225研究室)
  • コーヒー成分による細胞膜ナノドメイン制御を介した癌の浸潤・転移抑制作用の検討(村井稔幸/大阪大学大学院 医学系研究科 感染免疫医学講座)
  • 蛍光標識化コーヒーポリフェノールを用いた大腸癌増殖抑制機構の視覚化(小林謙一/東京農業大学応用生物科学部 生物応用化学科)
Health benefit .3

循環器系に作用する

加齢と共に衰えていく心機能や血管は、日本人の死亡原因の上位である心筋梗塞、脳内血栓やくも膜下出血などの脳血管疾患を引き起こします。
コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールは、
その原因となる血栓を作りにくくする、溶かすなどの作用が研究により明らかになりました。

健康

2014.06.27

コーヒーに備わる、血栓を溶かす力。

血管内部の出血を止めるためにできる血栓。メカニズムが狂うと心筋梗塞などを引き起こすが、コーヒーには血栓を…

健康

2012.10.26

コーヒーの中の成分ががん細胞を抑制する?

日本人がもっとも恐ろしいと思う病気。それはきっとがんだろう。何気なく飲んでいるコーヒーには、がん細胞の活動…

健康

2014.02.26

毎日飲むコーヒーが、脂肪肝を抑制する。

運動不足でお腹まわりが気になるあなた。脂肪肝ではないだろうか。ところが、うれしいことにコーヒーを毎日飲むこ…

健康

2011.09.26

血栓をつくりにくい?コーヒーの不思議な力。

血のかたまりが血管に詰まってしまう血栓は、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすやっかいものだが、コーヒーにはこの血…

健康

2013.10.23

コーヒーで下がる、脳卒中のリスク。

脳の血管がつまったり破れたりして細胞が死んでしまう脳卒中。コーヒーを飲むことで発症リスクが低くなるという疫…

健康

2011.09.26

善玉コレステロールの機能を高めるコーヒー。

赤ワインのポリフェノールが体にいいということは知られているが、コーヒーにもポリフェノールが含まれていること…

健康

2015.04.10

隠れた脳出血を、コーヒーが予防。

自覚症状がないまま脳内で小さな出血が起きる「微小脳出血」。コーヒーを飲む男性にはこの発症が少ないという報告…

健康

2014.12.25

ポリフェノールは脳卒中リスクを軽減する?

コーヒーに含まれるポリフェノールが脳卒中の発症リスクを下げるかもしれない。脳の神経細胞を用いて行なった最新…

健康

2016.04.15

コーヒー摂取で減る、心拍数と死亡リスク。

コーヒーを毎日数杯ずつ飲むことで心拍数が下がり、死亡リスクも抑制する可能性があることがわかった。50年以上…

健康

2016.12.15

大事な心臓にもコーヒーが有効?

コーヒーに含まれるポリフェノールの一種「クロロゲン酸」には、心筋梗塞や心筋炎を抑える機能があるようだ。心臓…

健康

2023.03.31

毎日3~4杯飲むコーヒーが、脳卒中による認知機能低下を防ぐ?

脳の血管がつまる、あるいは破れることから酸素や栄養が届かなくなり、脳細胞が死んでしまう「脳卒中」。その脳…

研究論文

Health benefit .4

消化器系に作用する

摂取した食物を消化し吸収する消化器官は、人間の生命活動において重要な役割を果たしています。
コーヒーは長年、消化器官の疾患と関連するとされてきましたが、近年は因果関係がないと認められただけでなく、
含まれる成分が疾病の抑制に寄与すると分かりました。

健康

2018.08.23

コーヒーと健康、「科学的知見」の今。

コーヒーは体によい影響を与える可能性が年々明らかになっているが、包括的に見るとどれほどの効果があるのだろう…

健康

2013.06.25

コーヒーと胃潰瘍。関連は認められない?

「コーヒーは胃潰瘍に悪い影響を及ぼす」という説がある。ほんとうにそうなのか?人間ドックとの連携でデータを解…

研究論文

  • メタボリックシンドロームを背景とした脂肪性肝炎・肝細胞癌自然発症マウス(TSODマウス)を用いたコーヒー(及び含有成分)の肝腫瘍抑制効果の解析(常山幸一/富山大学大学院医学薬学研究部 病理診断学講座)
  • コーヒーの持つmicroRNA機能の増強作用を介した脂肪肝と肝発癌の予防効果の検討(大塚基之/東京大学医学部付属病院 消化器内科第225研究室)
  • コーヒー豆に含まれるクロロゲン酸およびカフェイン酸による膵炎に対する炎症抑制・組織傷害改善効果の解析(大川原辰也/北海道大学 薬学研究院 臨床病態解析学)
Health benefit .5

糖尿病を予防する

厚生労働省が重要疾患として定めた5疾病のひとつである糖尿病。進行すると全身の毛細血管や神経に障害が出て重篤な合併症を招きます。
その発症をコーヒーが防ぐという報告が世界で続いたことから予防のメカニズムまで研究が広がり、
現在インスリンの感受性が向上される可能性が示唆されています。

健康

2013.03.01

コーヒーを飲む人は糖尿病になりにくい?

日本で増えている糖尿病患者。放置しておくと恐ろしいことになるが、どうやらコーヒーには糖尿病を予防する効果が…

健康

2021.09.14

糖尿病予防には、デカフェがいい?

膵臓のインスリンを出す細胞が壊されることで発症する1型糖尿病。マウスを用いた実験で、デカフェがその発症を抑…

健康

2018.08.23

コーヒーと健康、「科学的知見」の今。

コーヒーは体によい影響を与える可能性が年々明らかになっているが、包括的に見るとどれほどの効果があるのだろう…

健康

2012.10.26

コーヒーの中の成分ががん細胞を抑制する?

日本人がもっとも恐ろしいと思う病気。それはきっとがんだろう。何気なく飲んでいるコーヒーには、がん細胞の活動…

健康

2017.08.10

糖尿病の予防には、クロロゲン酸が効く?

人工透析が必要になったり、失明などの合併症が恐ろしい糖尿病。しかし、コーヒーを飲むことで膵臓の細胞の働き…

研究論文

  • コーヒーポリフェノールの抗肥満、抗糖尿病効果の作用機序に関する系統的検討(阿部 啓子/東京大学大学院 農学生命科学研究科)
  • コーヒーの膵臓ランゲルハンス氏島β細胞保護効果を介した抗糖尿病作用の検証(堀尾 文彦/名古屋大学大学院 生命農学研究科)
    「糖尿病予防には、デカフェがいい?」
  • 自己免疫性膵臓β細胞破壊による1型糖尿病に対するコーヒーの発症抑制効果(堀尾 文彦/名古屋大学大学院 生命農学研究科 動物栄養情報学)
    「糖尿病予防には、デカフェがいい?」
Health benefit .6

肥満を抑制する

運動不足や食べ過ぎによる肥満は、高血圧、高血糖、高中性脂肪などの要因になり、心臓や血管の疾病を招くことに......。
ところが、コーヒー習慣を取り入れることで、代謝が促され、肝機能が改善するとの報告が。
メタボリックシンドロームから脱する機会になるかもしれません。

健康

2018.08.23

コーヒーと健康、「科学的知見」の今。

コーヒーは体によい影響を与える可能性が年々明らかになっているが、包括的に見るとどれほどの効果があるのだろう…

健康

2014.02.26

毎日飲むコーヒーが、脂肪肝を抑制する。

運動不足でお腹まわりが気になるあなた。脂肪肝ではないだろうか。ところが、うれしいことにコーヒーを毎日飲むこ…

健康

2011.05.27

コーヒーと運動の関係を読み解く。

コーヒーの飲用が身体に及ぼす影響を、「運動」という側面から検証。その研究結果から、コーヒーの意外な効能が浮…

健康

2018.12.17

母のコーヒー習慣で、子が太りにくくなる? 

妊娠・授乳期の母の栄養状態が子の健康にも影響を及ぼすといわれるなか、母がコーヒーを1杯程度飲むことで子の…

研究論文

  • コーヒーと脂肪肝(船津 和夫/財団法人三越厚生事業団 三越総合健診センター)
    「毎日飲むコーヒーが、脂肪肝を抑制する。」
  • 焙煎を想定したコーヒー成分による食生活型生活習慣病予防能の検証(増田 俊哉/徳島大学大学院 ソシオ・アーツ・アンドサイエンス研究所)
  • コーヒー成分カフェインおよびクロロゲン酸類と運動による抗メタボリック症候群およびストレス効果に関する実証的研究-単回投与による急性効果および長期投与による慢性効果-(鈴木 政登/東京慈恵会医科大学 臨床検査医学講座)
    「コーヒーと運動の関係を読み解く。」
  • コーヒーの有するメタボリックシンドローム、脂肪性肝炎抑制効果の作用機序の解明:動物モデルを用いた腸内細菌叢と代謝産物の網羅的解析(常山 幸一/徳島大学大学院 医歯薬学研究部)
Health benefit .7

認知機能・学習能力を高める

高齢化社会で焦点が当てられるのが健康寿命。加齢による認知機能の衰えや認知症の発症をできる限り避けるためには、どうしたら良いのか?
ひとつの方法としてコーヒーを飲むことがリスク回避につながるとの研究があり、
コーヒーによる神経細胞の疾病発症を予防する研究が進められています。

健康

2019.04.25

認知症の予防にはコーヒーがよい?

脳の神経になんらかの障害が発生することで引き起こされる認知症。その原因の一つであるアルツハイマー病の予防に…

健康

2023.03.31

毎日3~4杯飲むコーヒーが、脳卒中による認知機能低下を防ぐ?

脳の血管がつまる、あるいは破れることから酸素や栄養が届かなくなり、脳細胞が死んでしまう「脳卒中」。その脳…

健康

2020.10.12

コーヒーを飲めば認知機能はOK!?

対症療法しかないアルツハイマー病と2型糖尿病の発症を、コーヒー由来のカフェオイルキナ酸が抑えるかもしれない…

研究論文

  • 高齢者におけるコーヒー摂取が脳容量・認知機能に及ぼす影響(辻 一郎/東北大学大学院医学系研究科 公衆衛生学分野)
  • コーヒーによる脳の認知機能向上効果の分子生物学的なメカニズムの解析(古賀 農人/北海道大学大学院 医学研究科 身体運動科学研究室)
  • コーヒー摂取による認知機能予防効果の分子基盤の解析(田村 悦臣/慶應義塾大学薬学部 衛生化学講座)
    「認知症の予防にはコーヒーがよい?」
  • コーヒー由来カフェオイルキナ酸の認知機能改善効果に関する研究(繁森 英幸/筑波大学 生命環境系)
    「コーヒーを飲めば認知機能はOK!?」
Health benefit .8

精神神経に作用する

コーヒーの香りをかぐと心が癒やされる、集中力を上げたい時に飲むなどはよく知られていますが、科学的にも解明されつつあります。
さらに、難病指定を受けている神経変性疾患のパーキンソン病の発症を抑えたり、
時期を遅らせたりなどの研究が進んでいます。

健康

2011.05.27

香りから生まれる、 「癒し」と「集中力」。

コーヒーを淹れたときの、あのふわっとした香りが好きな人はきっと多いはず。その独特な香りには、人間の脳に働き…

健康

2014.09.30

パーキンソン病の発症を抑える可能性。

手足がこわばって震える、表情が乏しくなるなどの症状で知られるパーキンソン病。コーヒーには、この難病の発症…

健康

2018.04.18

パーキンソン病を、コーヒーが抑制?

原因がまだ確定できないパーキンソン病。治療法も確立していない難病だが、コーヒーを飲むことでその発症を抑制す…

研究論文

Health benefit .9

抗酸化力を活性化する

体が酸化すると血管の老化が進み、生活習慣病を招き重篤な疾病につながりやすくなります。
原因とされる活性酸素の発生や働きを抑制する物質としては、ポリフェノールが有名。
ポリフェノールを豊富に含むコーヒーの抗酸化力は、活性酸素に有効なことが指摘されています。

健康

2012.10.26

コーヒーの中の成分ががん細胞を抑制する?

日本人がもっとも恐ろしいと思う病気。それはきっとがんだろう。何気なく飲んでいるコーヒーには、がん細胞の活動…

研究論文

  • コーヒー豆に含まれるクロロゲン酸およびカフェイン酸による口腔内炎症疾患の改善効果(庭野 吉巳/国立保健医療科学院生涯健康研究部 地域保健システム研究分野)
  • コーヒー摂取は抗糖化作用をもたらすか -メタボロミクス/リピドミクス解析を用いた検証-(江川 達郎/京都大学大学院 人間・環境学研究科 認知・行動化学講座)
Health benefit .10

抗加齢力を高める

「アンチエイジング」が市民権を得て、食生活や運動などで体の内側から整えることも一般化した抗加齢研究はコーヒーでも行われています。
老化の原因のひとつの活性酸素に働きかける、老化のスピードを遅らせる、
加齢による筋肉の衰えを予防するなどの実験結果を得ています。

健康

2016.08.18

コーヒーを飲んでアンチエイジング?

ヒトにあてはめると60代に相当する高齢マウスにコーヒーを飲ませると、老化のスピードをゆるめる効果が見られた…

健康

2021.04.15

脂質と腸内細菌、コーヒーの関係。

細胞内にコレステロールが過剰に溜まると老化を促すが、コーヒーを飲むことで細胞の老化を抑えられるのだろうか。…

健康

2019.12.24

コーヒーの飲用は、筋肉の減少を抑える?

転倒は寝たきりや介護が必要な状態につながるものだが、コーヒーはその原因となる疾患の発症リスクを抑えるという…

研究論文

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