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コーヒー海外事情

コーヒー消費から見る、デンマーク人のライフスタイル

 デンマーク人のコーヒー好きは、あまり知られていないが、2009年の調査では、国民1人当たりの年間コーヒー消費量は、スウェーデン、フィンランドに続き、世界で3位。デンマークのコーヒー振興のために情報を提供する協会、「ダンスク・カフェインフォマション」の会長、ピーター・スカフト氏に詳しい話を聞いた。

「デンマークでは、第二次世界大戦前までに、すでに国民1人当たりの消費量が世界でもトップクラスだったそうです。戦後、家庭と職場にコーヒーメーカーが普及、90年代にフレンチプレス・タイプの卓上ポットが登場したことで、誰でも手軽にコーヒーがいれられるようになったのもコーヒー好きな国民になった理由のひとつです」と、分析する。

コーヒーなしに、憩いの時間を過ごせない。

ダンスク・カフェインフォマション会長
ピーター・スカフト氏

 朝食の一杯から夕食後のコーヒーまで、長い間、平均的デンマーク人は濃い目のコーヒーを1日に何杯も飲んできたが、平均は1人当たり1日4杯ほどで、6杯以上も少なくない。国民約2000人に聞いたアンケートで、コーヒーを飲む目的を「人と会う」と答えるのが48パーセントほど。朝の「目覚まし」が22パーセントだから、圧倒的に多い。

「人と会う時に『コーヒーでも飲みながら、話そうか?』と言うのが、デンマーク人。人が集まる機会にコーヒーなしでのもてなしは考えられません。『ヒュッゲ』と呼ばれる、憩いのひとときとコーヒーは、伝統的に切り離せないのです」と、ピーターさん。
 
 また、インスタントコーヒーの需要がこの20年間急激に伸びている。1990年に行われた調査ではデンマーク人の飲むコーヒーの約2パーセントがインスタントだったが、現在では20パーセント。特に若い世代にその傾向が顕著だが、コーヒーを手軽に飲みたいという、ライフスタイルの変化によるものだという。

コーヒーをテーマに、中学生向けの教材を制作。

 2006-2008年の調査によると、デンマークの世代別コーヒー消費量に変化があった。たとえば、29歳までの年間平均消費量は、542杯から798杯、30〜39歳は、901杯から1019杯と若い世代に増加が見られる。

「協会では、中学2〜3年生向けの学校教材用の本を作っています。コーヒーをテーマに、地理、文化、農業、経済などと、幅広い知識が得られる内容です。常飲には早い年齢でも、コーヒーに関心を持つようになります。現場の教師からの反響もよいのですよ」と、ピーターさんは満足そうだ。

 少し前まではコーヒーに関するテーマといえば味やスタイルだったが、最近は、健康への効果。また、環境や人権の保護を考慮しながらコーヒーを楽しむことも、今後、協会が力をいれたいポイントだ。

※クリックで拡大します。

Denmark
デンマーク

デンマーク主要情報
■ 面積:約4.3万平方キロメートル(九州とほぼ同じ) ■ 人口:約554万人
■ 首都:コペンハーゲン ■ 首都コペンハーゲンの人口:約68万人
※外務省HPより(2010年調査)

1DKK=約15円(2011年8月現在)

文・ 冨田千恵子 / 写真・Rasmus Rønne
取材協力: Peter Skafte, Yuriko Takahashi
更新日:2011/09/30



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