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コーヒー海外事情

コーヒー消費から見る、トルコ人のライフスタイル

 トルコはコーヒーの歴史がこんなに長い国なのに、現在のトルコでさまざまな生活シーンに登場するのは、実はコーヒーよりもチャイ(紅茶)だ。茶葉の国内生産が始まったのは20世紀前半のことで歴史は浅いのだが、チャイは日々の暮らしにすっかり入りこんでいる。このままでは、コーヒー史の中でも早い時期に出会い、独自の文化を育み、その伝播に貢献してきたトルコ人の誇るべきコーヒー文化が、忘れ去られかねない。そんな危機感を抱いた有志が集まって2008年に設立したのが、『トルココーヒー文化調査協会』。協会理事のオスマン・セリム氏に、トルコにおけるコーヒー事情を聞いた。

外食産業の活況で、コーヒーの消費量は増加。

トルココーヒー文化調査協会 協会理事
オスマン・セリム氏

 トルコでは、コーヒーは100パーセント輸入に頼っており、その量は年間に約37,521トン。そのうちのほぼ半分に当たる18,132トンはコーヒー生豆で輸入され、トルココーヒーとして消費される。

 残りのほぼ半分の17,916トンはインスタントコーヒー、約1,474トンはフィルターやエスプレッソ用など焙煎された豆として輸入されている。コーヒーの国民一人当たり年間消費量は489g(Turkish Statistical Institute, 2010)。飲み方の内訳は、トルココーヒー242g、インスタントコーヒー232g、フィルターやエスプレッソなど15g、となっている。「トルココーヒー1杯にコーヒー豆を8g使うとすると年間約30杯、つまり一人当たり月に2.5杯を飲んでいる計算になります。トルココーヒーの“祖国”でこの数値はいかにも少ない。外食産業の活況やカフェの増加などの影響で、コーヒー全体の消費量は増えていますが、トルココーヒーは減る傾向にあります。なんでも手軽なことがもてはやされる風潮の昨今、手間のかかるトルココーヒーはちょっと分が悪いのかもしれません」

 設立当初から協会理事を務めるセリム氏は、フード・ベバレッジ業界の動向に詳しく、そう分析する。

若者たちの間で再燃する、トルココーヒー人気。

トルココーヒーマシーン

同協会発行の研究書(左)と認定書

 これを踏まえて協会は、トルココーヒーの歴史と文化を正しく伝え、その奥深さを知ってもらおうと手弁当で活動を展開。トルココーヒーに関するイベントを実施したり、研究書を2冊刊行した。また、伝統にのっとった正しいトルココーヒーを出す店を奨励するため、基準を定め認定証を発行する取り組みを始めたところ、100軒近い店から申し込みが来ているという。

「最近、トルココーヒーが若者たちの間でふたたび人気を盛り返しているようです。その立役者はトルココーヒーマシーンです。忙しい現代人にマッチしたのか、人気も上々で味もまずまず。マシーンがトルココーヒーの窮状を救うかもしれませんね」

 セリム氏は、本格的なトルココーヒーの普及に力を入れる一方で、マシーンの登場を好意的に受け止め、トルココーヒーの未来を明るく予想してくれた。

Republic of Turkey
トルコ共和国

トルコ共和国主要情報
■ 面積:約78万㎢(日本の約2倍)
■ 人口:約7,472万人(2011年12月、国家統計庁推定)
■ 首都:アンカラ ※外務省HPより(2012年4月現在)

更新日:2012/06/27



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