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コーヒー海外事情

南米第三のコーヒー大国、ペルー。

ペルー・コーヒー・カカオ会議所
企画コーディネーター
ダヴィ・ゴンサレス・クチョ氏

 南米のコーヒーといえば、圧倒的な量を誇るブラジルと質の高さで人気のコロンビアが世界的に有名だ。ペルーは、この二つのコーヒー大国に次ぐ南米第三の生産国である。
 2017年度の生産量はおよそ435万袋で、中米のグアテマラやコスタリカをしのぎ、世界ランキングでも8位につけている(図1参照)。
 ペルーで栽培される品種は100%アラビカ種で、その亜種ではティピカが70%、カトゥーラが20%だ。ペルー国内の全25県中15県で生産されており、なかでも北部のアマゾナス、カハマルカ、サン・マルティンの3県が全国生産シェアの6割強を占めている。コーヒー農家は全国でおよそ22万世帯。農家あたりの作付面積は、その85%が3ヘクタール以下で、ほとんどが家族経営の小規模農業だ(図2参照)。

コロンビアとホンジュラスに、追いつけ、追い越せ。

「コーヒー業界において、ペルーが競争相手として学ぶべき国はコロンビアとホンジュラスです。コーヒー豆の特徴が似ていながら、両国は継続的な生産において、我が国を上回っているからです」とペルー・コーヒー・カカオ会議所のダヴィ・ゴンサレス・クチョ氏は語る。
「最近10年で全国のコーヒー作付面積は34%増えました。しかし、生産量は3%しか増えていません。1ヘクタール当たりで約13キンタル(※)と、生産効率はまだまだ低いのです」と言う。
 生産地での基本的なインフラの不備や、成長に不可欠な投資と適格な経営ができていない生産者が多いことが、その主な原因だそうだ。

※1キンタル=46kg

消費と輸出を促す、コーヒー商標の発表。

「今年8月にPromperú(ペルー輸出観光振興会)がペルーコーヒーの商標『Cafés del Perú(カフェス・デル・ペルー)』を発表したことは、大変喜ばしいことです」とクチョ氏。
 コーヒー豆の絵柄を中心に、年輪のように輪が広がる商標デザインは、アンデス文明を象徴する、石垣で築かれた段々畑「アンデネス」を表現している。
 Promperúはペルーで生産されるコーヒーすべてを対象に、この商標の使用を推奨し、コーヒーの国としてのペルーのイメージを海外で普及する一方、国内では国産コーヒーの消費を促進していく。
 ペルーでの一人当たりの年間コーヒー消費量は、2010年度に0.2kgだったのが、2016年には0.6kgへと増加した。それでもEUの5.1kg、日本の3.7kg、あるいは輸出国ブラジルの5.9kg、コロンビアの2.1kgと比較すれば、未だ一桁少ないものだ。
 輸出に関しては、アメリカ、ドイツ、ベルギーが、十年来不動のトップ3の輸出相手国で、この3国への輸出がシェアのおよそ6割を占めている。
 日本は2016年度で15位だが、ペルー通商観光省は、コーヒーの輸出規模において、日本を伸びしろのある市場だと見込んでいる。現在600万ドル規模の対日コーヒー輸出売上は、1100万ドル規模まで伸ばすことが可能だとエドゥアルド・フェレイロス通商観光大臣は、昨年ブリーフィングしている。クチョ氏の指摘するインフラ整備や生産者の格差是正により、生産が安定化すれば、Cafés del Perúの商標を日本でも目にする機会が増えていきそうだ。

※クリックで拡大します。

Republic of Peru
ペルー共和国

ペルー主要情報
■ 面積:約129万平方キロメートル(日本の約3.4倍)
■ 人口:約3,182万人
■ 首都 : リマ ※外務省HPより(2018年11月現在)

取材・文・写真 仁尾帯刀
更新日:2018/12/17



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