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コーヒー海外事情

【駐日大使のコーヒーブレイク】駐日コロンビア共和国大使

【駐日コロンビア共和国大使】パトリシア・カルデナス閣下
毎日の元気をくれる、コロンビア・コーヒー。

世界第三位のコーヒー生産量を誇るコロンビア共和国。駐日大使を公邸に訪ね、お話をうかがいました。“コーヒーの国”の大使のトークは熱く、楽しさ全開です。

公邸内には、日本の絵画や工芸品が数多く飾られている。多忙を極める大使は、座る間もなく立ったままコーヒーを楽しむことも多い。

「朝、起きたらなによりもまずコーヒーを飲む。それが私の習慣です。それがないと1日が始まりません」
 コロンビア大使の多忙な日々は、朝の香り高いコロンビア・コーヒーで始まる。

「私にとってのコーヒーは、いつも〝元気をくれるもの〟です。毎日元気でいるためにコーヒーを飲むのです。朝のコーヒーのおかげで1日が気持ちよく動き始めますし、大使館のオフィスで職務に就いているときも、いつも傍らにコーヒーがあります。コーヒーがあると気持ちが落ち着いて、心地よく過ごすことができるのです」

 東京・目黒駅から程近い大使公邸でお会いした駐日コロンビア共和国大使パトリシア・カルデナス閣下。コーヒーについて語り始めると、ぱっと目が輝き、言葉の端々からコーヒーへの愛が伝わってくる。 
 黄金に輝くコロンビアの伝統工芸品や、日本の美術品に彩られた公邸の応接室に、コーヒーが運ばれてきた。たちまち周囲が馥郁たる香りに包まれる。

「大使公邸を訪ねてくださるお客様は常に美味しいコロンビア・コーヒーを楽しみにされていますので、会議のときも必ずコーヒーをお出しします。コーヒーを一緒に楽しみながら仕事をすると、難しい問題を抱えた会議もスムーズにまとまるような気がします(笑)。目黒駅の近辺には人気のカフェがたくさんあります。大使館のコーヒーはもちろん、他の店のコーヒーも美味しいですね」

世界遺産にも登録された、コーヒーの生産地域。

和と洋が心地よくマッチするゆったりした空間。


コロンビアの伝統工芸品が並ぶ一角。手前はエル・ドラード(黄金郷)伝説を生み出したムイスカ人の置物。

大使お気に入りのシルバーのコーヒーセット。

 コロンビアのコーヒーの生産量は、ブラジル、ベトナムに次いで世界第三位。アンデス山脈の東部、中部、西部の20県に広がる地域でコロンビア・コーヒーが生産されている。その中でもカルダス、キンディオ、リサラルダの3県と、隣接するパジェ・デル・カウカを加えた4県にまたがる約14万1000ヘクタールの生産地域は、「コロンビア・コーヒーの文化的景観」としてユネスコの世界遺産に登録されている。

「この地域では100年以上前からコーヒーの生産が行われ、四代にわたって栽培を続けている生産者もいます。標高1500メートルを超す高地の山の斜面や森の狭い土地など、厳しい自然環境を克服しながら農法を開発し、持続可能性と景観の美しさを兼ね備えたコーヒー生産を続けている、世界に誇るコーヒー農園です。2011年に世界遺産に登録されてから、国とコロンビア・コーヒー生産者連合会〝FNC〟は農園地帯の保持やコーヒー栽培の支援にさらなる力を入れております」

 日本はコロンビア・コーヒーの世界第二位のマーケットであり、またFNCがもっとも多くコーヒー(コーヒー豆やコーヒー製品)を販売している国でもある。FNCが日本に支局を開設したのは1962年。この50余年の日本でのコーヒーの普及状況を考えると、まさに日本にコーヒーが根付いたのはコロンビアのおかげといっても過言ではない。

「日本の市場はコロンビアにとって、とても大切なものです。2008年に日本とコロンビアは修好100周年を迎えましたが、その背景にはコーヒーがあったといってもいいと思います」

日本に来て驚いた、缶コーヒーの自動販売機。

お気に入りのポットで大使自らお客様にコーヒーを振る舞うことも。

 コーヒーの本場の国からやってきた大使の目に日本人とコーヒーの関わりはどんなふうに映っているのだろうか。

「コロンビアでは街にコーヒーを飲むところがたくさんあって、コーヒーは〝ごくあたりまえにあるもの〟ですが、それに比べて日本人は一杯のコーヒーをとても大切に、楽しんで味わっていらっしゃる気がして、いいなあと思います。日本に赴任した当初、驚いたのが缶コーヒーの自動販売機です。コーヒーを缶で飲む習慣はコロンビアにはありません。常にどこかでいれたてのコーヒーが手に入るので、缶に入れるという概念がないのです。自動販売機自体もありません。日本では缶コーヒーの品質も高く、そういうところにも日本人のコーヒー好きが反映されていると思います」

左はとうもろこし粉のパン「アレパ」。右はグァバを使ったお菓子「パステレス・グローリア」。コロンビアはトロピカルフルーツがとても豊富だ。

コロンビアの代表的な軽食「エンパナーダ」はコーヒーと好相性。とうもろこし粉でつくった皮に、炒めたひき肉などを詰めたもの。

 今年はブラジルでサッカー・ワールドカップが開催され、奇しくも日本とコロンビアは同じグループで対戦することが決まっている。

「ワールドカップの対戦国になったことで、日本の方々が非常にコロンビアに対して興味をもっているということを実感しております。ぜひワールドカップを通じてコロンビアのことをいろいろと知っていただきたいですね。

 今年は世界遺産のコーヒー農園の景観を望むホテルを新たに作り、コーヒー農園やリゾート地をめぐるツアーを企画したりと、観光客招致にもたいへん力を入れています。サッカーの日本代表選手の方々には、ぜひワールドカップの試合に出発される前にこの公邸にお越しいただきたいのです。そして私と一緒に美味しいコロンビア・コーヒーを召し上がっていただきたいと思っています」

特命全権大使
Ms. PATRICIA CARDENAS
パトリシア・カルデナス閣下

1983年、コロンビア共和国ボゴタ市ロス・アンデス大学産業工学部学士号取得後、85年、英国オックスフォード大学大学院にて開発経済学修士号を取得。財務省企画・経済・財務分析室 室長、大臣顧問を歴任、ボゴタ市議会議員、コロンビア銀行協会会長を務めた後、来日。2007年3月、駐日コロンビア特命全権大使となる。

Colombia
コロンビア

コロンビア主要情報
■ 面積 : 1,139,000平方キロメートル(日本の約3倍)
■ 人口 : 46.3百万人(2010年世銀) 
■ 首都 : ボゴタ
■ 民族 : 混血75%、ヨーロッパ系20%、アフリカ系4%、先住民1% 
■ 言語 : スペイン語
※外務省HPより(2014年3月)

コロンビア共和国大使館
Embassy of the Republic of Colombia in Japan

東京都品川区上大崎3-10-53
☎03-3440-6451

文・牧野容子 / 写真・大河内禎
更新日:2014/06/27



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