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コーヒー海外事情

コーヒー消費から見る、イタリア人のライフスタイル

 イタリア人の生活にコーヒーは不可欠なもの。誰もが家の近所や職場のそばに行きつけのバールを持ち、顔なじみのバリスタや常連の仲間たちとの会話を楽しみながら、朝に、仕事の前後に、1日何杯ものコーヒーを飲むのが日課となっている。

 そのコーヒー文化の浸透ぶりを反映するのが、バールの軒数だ。イタリアには現在、15万とも16万とも言われる数のバールが存在している。日本全国のコンビニエンスストアの総数がその半分にも満たないことを考えれば、その軒数の多さに驚くことだろう。「イタリアの街に必ずあるもの、それはドゥオモ(大聖堂)とバール」と言われるほど、バールのある街の風景はごく一般的なもの。2006年の統計だが、イタリア人の98%がバールを利用し、外食費の3分の1を投入するという数字もあるほどだ。コーヒーを愛飲するためのインフラが、イタリアではすでに確立されているというわけだ。

 そもそもイタリア人とコーヒーの付き合いは長く、14世紀後半、東方貿易で栄華を極めていたベネチアに、アラブ人の飲み物として輸入されたのが起源と言われている。15世紀にはすでにバールの原型が現れ、16~17世紀にはいわゆるカフェ文化が発展。芸術家や知識人が集まり、コーヒー片手に情報を交換する社交場としてのバールが続々と登場したという。時代を経て、現在の立ち飲みスタイルに変化を遂げたが、社交場としての役割は今も連綿と続いているのである。

欧州随一とも言われる、エスプレッソへのこだわり。

 イタリアでコーヒーといえば、もちろん「エスプレッソ」のこと。ドリップ式コーヒーは、アメリカ資本の大手ハンバーガーチェーン店などを除くと、ほぼ目にすることはない。試しにバールで「カフェ・アメリカーノ」を注文してみると、エスプレッソと一緒にお湯の入ったポットが運ばれてくる。

 欧州随一とも言われるほど、エスプレッソを愛するイタリア人。極細に挽いた深煎り豆に高圧力をかけて瞬時に抽出した味わい深い一杯は、彼らの誇りそのものである。「水の量が多すぎてはダメ」「抽出温度が低すぎてもダメ」と、誰もが極上の一杯のためのルールを熟知しているのだ。
 2010年の統計を見ても、イタリア国内で消費されるコーヒー豆の実に92%がレギュラーコーヒー。その圧倒的な消費量に彼らのこだわりがにじみ出ている。

 バール文化が花開くイタリアにあっても、近年、家庭で消費されるコーヒー量の比率は確実に増え続けている。家庭用エスプレッソマシンの普及が一役買っていることは間違いないだろう。一方バールでも、従来の常識を打ち破るアレンジコーヒーなどが登場。イタリア人が日々楽しむコーヒーは今後、より多様性を増していくことだろう。

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Italy
イタリア

イタリア主要情報
■ 面積 : 30.1万平方キロメートル(日本の約5分の4)
■ 人口 : 約5,940万人
■ 首都 : ローマ
※外務省HPより(2013年7月現在)

更新日:2013/10/23



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