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コーヒー海外事情

カフェで学ぶコミュニケーション [第1回] フランス語 Vol.2

撮影に協力してくれたディディエさんは勤続20年、話術にも長けたベテランギャルソンだ。

カフェは、ふらっと入ってコーヒーを飲むだけの場にあらず。個性派揃いの店主や軽妙なギャルソン(男性給仕)と言葉を交わすだけで、滞在時間はぐっと彩り豊かになる。お国柄によって異なる、カフェでのコミュニケーションを学んでみよう。

会話でカフェを楽しもう!

ギャルソンとのやり取りは、カフェでの居心地を左右する大きなポイント。現地の言葉でちょっとした一言が言えれば、コミュニケーションの楽しさは倍増するものだ。カフェ時間をより豊かにする豆知識とともに、ご紹介しよう。

※「メニューを読み解こう!」はこちら

■ 入店時

Bonjour! 店:こんにちは!
Bonsoir! 客:こんばんは!

パリのカフェでは、なにはなくともまず挨拶から始まる。無言で入店する客は「礼儀知らずの観光客」とみなされ、ギャルソンによっては客扱いを変えることもある。恥ずかしがらずに一言発してみるのが、カフェを楽しむための第1歩だ。

Nous sommes 2, pour un café.
客:2名、コーヒーを飲みたいのですが。
Je vous en prie, c’est par là.
店:こちらにどうぞ。

パリのカフェは、サンドイッチなどの軽食からランチやディナーなどのがっつりメニューまでを提供する、食事処を兼ねているところが多い。そういった店では昼の12時~15時、夜の19時30分~22時ごろはテーブルが食事客用にセッティングされ、ドリンクだけの客は専用スペースに通される。食事の時間帯に訪れる際は、入店時にその旨を人数とともに伝えるのがスマートだ。食事の時間帯以外は「どこの席でもどうぞ Installez-vous où vous voulez, allez-y」と言われるので、好みの席につこう。

Avez-vous des places fumeur?
客:喫煙席はありますか?

パリの飲食店は2008年から店内全面禁煙、喫煙はテラス席でのみ許されている。一見喫煙者の肩身が狭いようだが、天気のよい日はカフェのテラス席に陣取って日光浴、が大好きなパリの人々にとって、テラスが喫煙者でほぼ占拠されている状態はちょっとした事件だった。それでもテラス席は変わらずに人気の場所で、隣席から来るタバコの煙を手で払いながらも席を立たない嫌煙者の姿も。タバコ販売所のほとんどがカフェに併設されていることもあり、喫煙者はカフェの大切な客なのだ。ちなみにテーブルに灰皿がない場合、タバコの灰と吸い殻は床に捨ててOK、ということになっている。

■ 注文時

S’il vous plaît!
客:すみません!
Avez-vous choisi?/Que désirez-vous?
店:お決まりですか?
On peut avoir la carte?
客:メニューをいただけますか?

カフェのメニューは厚紙に印刷され、テーブルに置かれていることが多いが、中にはブックレット状のメニューをそのつど配る店も。ギャルソンがうっかりメニューを忘れることも多いので、その際は遠慮なく頼んでOK。

Un expresso, et un déca-crème, s’il vous plaît.
客:エスプレッソをひとつ、カフェイン抜きのカフェオレをひとつ、お願いします。

パリのコーヒーメニューは大抵、カフェイン抜き=デカフェイネ(略称デカ Décaféiné, Déca)の注文ができる。妊婦さんや授乳中のママ、カフェインを飲むと夜の寝つきが悪くなる人のためだ。その際は、メニュー名のCaféをDécaに置き換えればいい。エスプレッソなら Un déca、カフェオレならUn déca-crème、ノワゼット(エスプレッソにミルクを入れたもの)ならUn déca-noisette、という具合だ。

On n’a pas encore choisi.
客:まだ決まっていません。

おしゃべりに夢中で、なかなか注文が決まらないパリジャンは多い。それでもみんな急いで決めようとせず、「まだ決まっていません」と堂々と告げる。ギャルソンも心得たもので、あっそ、という顔をしてしばらく時間を置いてくれる。パリのカフェがのんびりくつろげる理由は、こんなところにも。

■ 滞在中

Peut-on avoir un verre/une carafe d’eau?
客:水道水を1杯/キャラフでいただけますか?

パリのカフェでは、コーヒーにはお水を1杯付けてくれることが多い。もし自動的に付かなかった場合は頼んでもOK。有料のミネラルウォーターを勧められ、「ガスなしの水、ガスありの水? De l’eau plate ou gazeuse?」と聞かれることもあるが、無料の水道水がほしい時は「パリの水をください Je veux bien de l’eau de Paris」と言ってみよう。水道水 L’eau du robinetの気の利いた言い方で、ギャルソンも思わずニヤリ、と笑みを漏らすかも。

■ お会計時

Puis-je régler maintenant?
客:今、支払ってもよいですか?
Peut-on régler séparément?
客:別々に支払ってよいですか?

パリのカフェでは、客はギャルソンのペースに合わせて注文や支払いをする。持ち場のシフト交換時に支払いを求められることもあれば、店が忙しい時間帯には、ギャルソンを待ち続けて10分以上…ということも。急いでいる場合は、注文の品が来たときに会計を済ませるのが無難だ。あまりに長く待たされた、対応がよくなかった、など不満が残った場合は、あえてチップを置かず意思表明を。特に不満がなかった場合は、お釣りの金色のサンチーム硬貨を残してチップとするのが一般的だ。

■ 退出時

C’était très bon.
客:美味しかったです。
Pouvez-vous me donner la carte de la maison?
客:ショップカードをもらえますか?
Etes-vous ouvert le dimanche?
客:日曜日は営業していますか?
Merci, au revoir !
客:どうも!

会計が済めばそのテーブルは「サービス終了」。その後も居続けてよいが、ギャルソンが自発的にやってくることはない。用があればもちろん、「シルヴプレ!S’il vous plaît!」の一言で呼べばOK。退出時には挨拶を忘れずに。カフェ時間を締めくくる、必須のマナーだ。

文・髙崎順子 / 写真・篠あゆみ
更新日:2013/03/01



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