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コーヒー・ワンダーランド

【コーヒーと世界遺産】ブルーマウンテン山脈とジョン・クロウ山地

コーヒーが生まれる山は、国民の心のふるさと。
ブルーマウンテン山脈とジョン・クロウ山地

強い女性リーダー、生物多様性、そしてコーヒー。様々な国の宝とリンクするブルーマウンテン山脈(標高2256m)。標高914mから1676mで栽培された豆だけがブルーマウンテン・コーヒーと名付けられる。ブルー・アンド・ジョン・クロウ・マウンテンズ国立公園は国内の飲料水の約40%の水源でもある。

 ジャマイカの首都キングストンの東部近郊に2つの山がそびえている。国内最高峰のブルーマウンテン山脈とジョン・クロウ山地。2つの山の高標高部分に広がる「ブルー・アンド・ジョン・クロウ・マウンテンズ国立公園」は2015年に世界遺産に登録された。
「ブルーマウンテン山脈といえばブルーマウンテン・コーヒーの生産地として有名ですが、この国立公園エリアは貴重な自然の宝庫でもあります」と話すクレメント・フィリップ・リカード・アリコック閣下。
「1300種以上の植物が生息し、うち300種類はジャマイカの固有種、さらにその中の87種はこの国立公園にしか生息していない植物です。絶滅危惧種の鳥類であるジャマイカクロムクドリモドキや、ジャマイカ固有の齧歯類ジャマイカフチアなど、多くの貴重な動植物が生息しており、その生物多様性が自然遺産として評価されました」

国民の誇りでもある、ジャマイカの“山”。

山は野鳥の宝庫でもある。固有の鳥類は31種で、ハチドリはジャマイカマンゴーハチドリなど2種が固有種。©Minden Pictures/amanaimages

 ジャマイカの人たちがこの山を大切にしているのは、さらなる理由がある。
「ジャマイカは1655年にスペイン領からイギリス領になりました。しかしその後も、スペイン統治時代からのマルーン族の奴隷の人たちが自由を求めて果敢にイギリス軍と戦ったのです。彼らはもともとブルー・アンド・ジョン・クロウ・マウンテンズに住んでいた人たちでした。戦いは約84年間、続き、イギリス軍はマルーン族に勝つことができなかった。結局、1739年に協定が結ばれて、マルーン族の自治が認められました。この時にリーダーとして戦ったナニーという女性は、ジャマイカの国民的英雄の一人です。
 また、ジャマイカでは古くから、山の存在を、要塞や、身を守るものの象徴として捉えているということもあります。このように2つの山は、ジャマイカの歴史や文化においても重要な場所です。そのことから、ブルー・アンド・ジョン・クロウ・マウンテンズ国立公園が自然遺産と文化遺産の複合遺産として指定されたのは、私たちにとってとても嬉しいことです」
 日本人が富士山に登るように、ジャマイカの人たちもブルーマウンテン山脈を誇りに思い、頂上を目指す。
「私も、朝の3時に3合目付近の宿から出発し、コーヒー農園の近くの道を登って行ったことがあります。頂上に着いたのは朝の7時でした。また、キングストンの私のオフィスからもこの山が見えます。仕事帰りに運転しながら見る山々の姿はとても美しく頼もしく、いつも私の心に安らぎを与えてくれるのです」

クレメント・フィリップ・リカード・アリコック 閣下
(His Excellency Mr.Clement Philip Ricardo ALLICOCK)

1983年、マーシーカレッジ(米ニューヨーク)英文学の文学士号を取得、90年、フォーダム大学(米ニューヨーク)国際政治経済学修士号取得。在米国マイアミジャマイカ総領事ジャマイカ外務・外国貿易省二国間関係局長などを経て13年より日本に着任。

お話 クレメント・フィリップ・リカード・アリコック 閣下(駐日ジャマイカ大使) / 文 牧野容子
Cooperation by Tadashi Okouchi
更新日:2018/12/17



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