ホーム > インタビュー「コーヒーと私」 > 髙橋礼華【元女子バドミントン選手】

コーヒーと私

髙橋礼華【元女子バドミントン選手】

ホットもアイスも、カフェラテで。
髙橋礼華【元女子バドミントン選手】

「タカマツ」ペアで日本のバドミントン界悲願の金メダルを獲得した髙橋礼華さん。ミルクと砂糖でコーヒー豆の味を引き立たせるカフェラテが大好きです。

 子供の頃からカフェオレやカフェラテなど、ミルクを入れた甘いコーヒーが大好きです。特に、お菓子やパンをいただく時には絶対、カフェオレか、カフェラテ。これは譲れません。お菓子の甘さが強めの時には、コーヒーに入れる砂糖を少しだけ減らします。ただ甘いコーヒーが好きというのではなく、豆の味、たとえばカフェラテならエスプレッソの味がちゃんと感じられないと嫌なんです。ミルクで割っても、コーヒー豆の存在がしっかりとわかる味。それが自分なりのこだわりです。

 バドミントンは練習も試合も運動量がとても多く、普通に練習していれば体重は減っていきます。だから、現役時代はカロリー制限をすることもなく、甘いものを控えたこともありません。国際大会に出場するために1年の約半分は海外に遠征していて、現地でほぼ毎日、カフェラテを飲みました。朝食ではパンと一緒に。試合会場に行って、プレイヤーズラウンジで飲むこともありました。そして、夜は夕食の後に。遠征先は主に東南アジアで気温の高い国が多く、私自身、猫舌でもあるので、海外ではアイスでいただくことがほとんどでした。

 特に忘れられないのは香港のカフェのアイスカフェラテです。いつも利用している宿泊先のホテルの近くにあるお店で、そこのアイスカフェラテは豆の香りといい、甘さの具合といい、もう素晴らしい美味しさで……。ダブルスでペアを組んでいた松友美佐紀選手と一緒に、毎晩、夕食の後にその店に立ち寄り、アイスカフェラテを買ってホテルに帰っていました。

ダブルスの楽しさに開眼した、松友選手との出会い。

「お湯で溶いたインスタントコーヒーに冷たい牛乳を入れて飲むのも大好き」という髙橋さん。今後、子供たちに競技の楽しさを伝える講習会も開催していく予定。

 松友選手とペアを組むようになったのは私が高校2年、彼女が高校1年生の時でした。それまでの私はシングルスがメインで、別の選手とダブルスを組んで試合に出ることもありましたが、そういう時は、ダブルスでもお互いにシングルスの動きをしているような印象でした。でも、松友選手と組んで試合をした時、初めて「これがダブルスなんだ」とわかるような動き方ができたのです。それまでには経験したことのないバドミントンの楽しさを感じ、自分でも驚きました。

 以来、「タカマツ」ペアとして楽しい時も苦しい時も一緒に過ごし、ペアを組んで9年後にはリオデジャネイロ五輪のバドミントン女子ダブルス日本代表として金メダルを獲ることができました。この時は最初から金メダルを目指していたというよりも、1試合ずつ、勝ちを積み重ねていった結果、金メダルに到達したという感じでした。

 私は小学校の卒業文集に、「将来の夢」として「オリンピックに出ること」と書いたのですが、その夢を最高の形で叶えることができたのも、松友選手がいてくれたおかげです。私たち二人はバドミントンに対する向き合い方が同じで、だからこそ「この人と一緒に頑張りたい」と思うことができました。とはいえ、バドミントンを離れた普段の生活は全く違っていて、彼女はオフの日もバドミントン、私はオフにはラケットを持たないタイプです。

 今後はこれまでの選手としての経験を生かしつつ、バドミントン以外の分野でも何か、新たな挑戦をしてみたいと思っています。たとえばキッチンカーのカフェもその一つ。バドミントンの試合会場にお客さまを入れる日が戻ってきたら、キッチンカーで自分の好みの味のカフェラテを出すことができたらいいなと思っているんです。

文・牧野容子 / 写真・大河内禎
更新日:2021/09/14

Profile

髙橋礼華(たかはし・あやか)
母の影響で6歳からバドミントンを始める。中学から親元を離れ、聖ウルスラ学院英智中学校へ入学。高校時代に1学年後輩の松友美佐紀選手とダブルスのペアを組み、インターハイでは団体、ダブルスでの2冠を達成。2016年のリオデジャネイロ五輪では日本のバドミントン史上初となるオリンピックでの金メダルを獲得するなど、数々の金字塔を打ち立てた。2020年8月、現役を引退。好きな言葉は「ポジティブ!」
髙橋礼華【元女子バドミントン選手】


  • 環境自主行動計画
  • 日本インスタントコーヒー協会
  • 全日本コーヒー商工組合連合会
  • 日本家庭用レギュラーコーヒー工業会