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コーヒーと健康Q&A

Q.14 生活習慣病にコーヒーが役立つ?

不規則な食生活や運動不足が続くと、生活習慣病、中でも糖尿病が心配です。
生活習慣に起因する糖尿病は「2型糖尿病」といわれるものですが、近年、この2型糖尿病の予防に効果的としてコーヒーが注目を集め、世界各国から相次いで「コーヒーに2型糖尿病を予防する効果あり」という報告がされています。

世界に先駆けて大規模な調査結果を発表したのは、オランダのDr. vanDamらです。1万7,111人の男女を対象とした調査を平均で約7年間にわたり追跡した結果、「1日に7杯以上コーヒーを摂取する人では、1日2杯以下の人に比べ2型糖尿病の危険度が2分の1になる」という報告が出されました。

またフィンランド国立公衆衛生研究所が行った大規模な調査では、

・1日3~4杯のコーヒーを飲んだ場合、飲まない人に比べ女性で29%、男性で27%糖尿病にかかる率が減少
・1日10杯以上飲んだ場合は、女性で79%、男性で55%の減少

という結果が出ています。

これらのほかにも、アメリカやスウェーデン、日本などの各国で、コーヒーの2型糖尿病予防効果について「効果あり」という研究報告がされています。
糖尿病は、糖分をエネルギーに変えるためのホルモンであるインスリンの分泌や働きが悪くなる病気です。コーヒーが糖尿病予防に効果がある理由として、コーヒーに含まれているクロロゲン酸が血糖値の抑制に関わっている可能性が指摘されています。

適度な運動やウエイトコントロールとともに、コーヒータイムを糖尿病予防に役立ててみてはいかがでしょうか?

研究報告

コーヒー5杯でリスク約4割低下
~九州大学大学院医学研究院予防医学分野の古野純典教授らの研究より~

4,736人の男性を対象に行った調査により、2型糖尿病が発症する「相対危険度」はコーヒーを飲まない人を1とすると、1日に1~2杯飲む人は0.72となりました。3~4杯では、0.67、5杯以上飲む人は0.64でした。コーヒー5杯で、糖尿病になるリスクが約4割も低下するという結果を得ることができました。

週5回以上コーヒーを飲むと発症リスクが約半分に
~虎の門病院内分泌代謝科(当時)の野田光彦部長らの調査より~

糖尿病と診断を受けていない40歳と50歳の男女を対象にした調査により、コーヒーを飲む回数が「週5回以上」の人は、「週1回未満」の人に比べて、2型糖尿病を発症するリスクが約半分だったという結果が出ています。
興味深いことに、このような結果が得られたのはコーヒーを飲む習慣がある人だけで、紅茶やウーロン茶ではこうした傾向は見られなかったと報告されています。

クロロゲン酸が血糖値を抑制する
~熊本県立大学環境共生学部食健康環境学科の奥田拓道教授らの研究より~

ラットに麦芽糖(水あめの主成分)とコーヒー豆の抽出物を同時に与えた場合と、麦芽糖だけを与えた場合で血糖値の変化を調べていますが、コーヒーが血糖値の抑制に効果的に働いているという結果を得ています。
またこの実験では、コーヒーの成分であるクロロゲン酸と血糖値の関係も調べており、クロロゲン酸が効果的に血糖値を抑制するという結果も得られています。



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