ホーム > 地球人のコーヒーブレイク > Vol.29 ブラジル・サンパウロ市在住 マルコ・カークミースターさん

地球人のコーヒーブレイク

ブラジル・サンパウロ市在住 マルコ・カークミースターさん

コーヒーは世界の友達。地球上の至るところで味わい、楽しまれている飲み物です。全日本コーヒー協会では、各国の“コーヒー大好きピープル”たちに現地取材。“地球人のコーヒーブレイク”を紹介します。

サンパウロにおけるカフェブームの火付け役。
Vol.29 ブラジル・サンパウロ市在住 マルコ・カークミースターさん

Marco Kerkmeester(マルコ・カークミースター)
職業:カフェ経営
1966年/ニュージーランド・ウェリントン市生まれ

有名ブランド店が並ぶ街一番のファッション通りにあって、トレンドに敏感な人が集う“サント・グラォン”は、本格的なコーヒーが飲めるカフェとして人気だ。集客は一日あたり約1000人を数え、昼下がりには85席ある店内がほぼ満席となる。

昼下がりの前庭席はいつもいっぱい

ニュージーランド出身のマルコさんが“サント・グラォン”を始めたきっかけは、彼が抱いた素朴な疑問だった。
「ブラジルは世界一のコーヒー生産国なのに、美味しいコーヒーを飲ませる店がなぜないのか?」
いまから10年前まで、ブラジルでは高品質なコーヒー豆は輸出に回されるばかりだったのだ。

2003年、マルコさんは美味しいコーヒーを提供する“サント・グラォン”をオープン。ミナス・ジェライス州とサンパウロ州のコーヒーの名産地で生産される良質な豆ばかりを取り寄せ、店内で焙煎していれたコーヒーをサービスし、豆も販売した。当時、これほど豆にこだわった店は街になく、またたく間に本格派カフェとして市民に知られるようになる。
それから10年。
街には外資系チェーンを含め、多くのカフェでにぎわっている。“サント・グラォン”はいまのサンパウロにおけるカフェブームの火付け役となった。

オリジナルブレンドのエスプレッソとキャロットケーキ
 
「良質のコーヒーだけでなく、お客様がリラックスできる空間を提供したかった」とはマルコさん。
広い店内には、テラス席、テーブル席、カウンター、ソファー席と客のニーズに応じてさまざまな席が用意されている。そこには外国人オーナーとして、海外のカフェを知っているからこその気配りが感じられる。天井の高い店内は賑やかなおしゃべりの声で満たされ、マルコさんの狙いどおりに、お客たちが開放的に語り合う様子が見て取れる。
コーヒー豆へのこだわりとニーズに応じた空間の提供。海外でのカフェの基本を踏まえて実践したマルコさんだからこそなしえた成功例と言えそうだ。

*R$1(レアル)=約47円(2013年3月現在)
写真・文=仁尾帯刀(にお・たてわき)
サンパウロ市在住
更新日:2013/03/01



  • ラブドリ
  • 日本インスタントコーヒー協会
  • 全日本コーヒー商工組合連合会
  • 日本家庭用レギュラーコーヒー工業会