
「さあ、そろそろうちに戻ろう」コーヒー農園のホセさんが立ち上がりました。みんなを乗せたポット号は、ふわりと浮かんで、ぐんぐん上昇していきました。白いビーチがあっという間に小さくなっていきます。「ポッポー!」ポット号は汽笛を鳴らしながら、ぐんぐん南西の方角に向かって進みました。「今度は、どんなコーヒー豆があるかな?」バリスタくんは、わくわくしながら海の向こうを眺めました。

さて、ポット号は、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸にはさまれた、細長い土地の上空へやってきました。「あれ?ここはどこだろう?」コーヒー豆太郎が、目をぱちぱちさせて言いました。コーヒーマイスタも首をかしげながら、自信なさそうに答えます。「ここは、グァテマラじゃないかしら?」「そのとおりさ!」得意げに答えたのは、コーヒーカップーです。「甘い香りとほどよい酸味、芳醇な味が魅力のコーヒーの産地だよ。」

「さあ、お次はコロンビアだね!」サイフォン兄弟も、何やら元気いっぱい。「ポッポー!」ポット号もいきおいよく汽笛をならして、あっという間に赤道近くまで飛んでいきました。「サイフォン兄弟、次のコーヒーの産地を当てるなんて、スゴイや。」バリスタくんはすっかり感心して言いました。すると、サイフォン兄弟とコーヒーカップは、うれしそうに笑いました。「うふふふ。」「僕らのコーヒー農園も、この近くなんだよ。」

「それじゃあ、ポットー号!わたしのコーヒー農園へ帰ろう。」ホセさんがポット号をやさしくたたきます。「そういえば、ホセさんのコーヒー農園はどこの国にあるの?」コーヒーマイスタがたずねると、サイフォン兄弟とコーヒーカップーが声をそろえて答えました。「ブラジルさ!」「ポッポー!」ポット号は赤道をこえ、もっともっと南を目指して飛んでいきました。
~次回はバリスタくんがコーヒーの焙煎・ブレンド・グラインドに挑戦するよ!
お楽しみに!