
「コーヒーにはどんな種類がある?」コーヒーマイスターの問いかけに、元気よく手をあげたコーヒー豆太郎、サイフォン兄弟、コーヒーカップー。そのうしろで、バリスタくんはちいさくなってつぶやきました。「うわあ、みんなすごいや。ぼく、何にも知らないよ、どうしよう?」
そんなバリスタくんを見て、コーヒー農園のホセさんはひざをぽんっとたたいて、みんなに言いました。「どれ、みんなで世界のコーヒーめぐりに行ってみるかい?」
「すてきね、ホセさん。」コーヒーマイスターがうれしそうに言いました。「うわーい!ぼくらもつれて行ってね!」ほかのみんなも、もちろん大賛成。まるい目をぱちくりさせているバリスタくんの背中を押して、早速みんなでポット号に乗りこみました。「ポッ、ポー!!」ポット号はふわりと浮かんだかと思うと、ぐんぐん上昇して、世界がみわたせる空の上までのぼりました。

「じゃあ、まずはじめにジャマイカだ!」ホセさんもなんだか楽しそう。「ジャマイカで栽培されているコーヒーの種類は知っているかな?」「はいっ!それはコーヒーチェリーばあさんの大好きなブルーマウンテンだよ!」誰よりも早く答えたのは、コーヒー豆太郎でした。「そうね、ブルーマウンテンは、酸味も甘みもあって香りも豊かだから、おばあさんったら、毎日とってもおいしそうに飲んでるわ。」コーヒーマイスターがくすりと笑います。
「ねえねえ、こんどはアフリカ!」コーヒーカップーが元気よく言うと、ポット号はジャマイカの空の上をぬけて、エチオピアまでひとっ飛び。「さあ、ここでは何というコーヒーの種類がとれるかな?」「モカだよ!」すばやくサイフォン兄弟とコーヒーカップーが声を合わせて答えました。「正解!モカは独特のかおり、まろやかな酸味とコクで人気だね。このコーヒーはアラビア半島のイエメンでも栽培されているよ」とホセさん。

「次はタンザニアに行ってみない?」コーヒーマイスターの声に、ポット号はアフリカ大陸を南に向かいました。「あ!あの大きな山知ってるよ、キリマンジャロっていうんだ。」それまでみんなの話をいっしょうけんめい聞いていたバリスタくんが、突然うれしそうに大きな声を出しました。「バリスタくん!正解だよ。ここで栽培されているコーヒーの種類も、キリマンジャロと呼ばれているんだ。」「うわあ、バリスタくん、すごいなあ!」これには、みんなもそしてバリスタくんも、びっくり。「ぼく、知らなかったのに当たっちゃった・・・」ほっぺをまっ赤にしたバリスタくんに、仲間たちは大笑い。
ポット号も「ポッ、ポー!!」ひときわ大きな汽笛を鳴らしました。
~次回もポット号が世界を飛びまわるよ!お楽しみにね。
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