あるところに、コーヒータウンと呼ばれる、それはそれは香ばしいコーヒーのかおりに包まれた、すてきな町がありました。

コーヒータウンの中で一番おいしいと評判なのが、コーヒーハウス「コーヒーチェリー」。いつも大勢のお客さんでにぎわっています。そしてみんなこのお店の女主人、コーヒーチェリーばあさんが大好きなのでした。
さてある日、「コーヒーチェリー」にバリスタくんという、とても元気のいい若者がやってきて言いました。。

「コーヒーチェリーばあさん、ぼくをこのお店で働かせてくださいっ。」
コーヒーチェリーばあさんは答えました。
「そうだね、ここで働いてもらうには、もっともっとコーヒーのことを勉強してもらわないとね。
たとえば、コーヒーはいったいどんな植物なのか、知ってるかい?」
「うっ…。ぼく、知らないや。もっともっとコーヒーのこと、勉強しなくちゃ。よし、コーヒーの木について調べてきます。」
コーヒーチェリーばあさんは、元気なバリスタくんを気に入って、言いました。

「それじゃ、コーヒーのあるところならどこにでもあっと言う間に飛んでいける、ポット号を貸してあげるよ。」
「ありがとう、コーヒーチェリーばあさん。じゃあ、いってきます!」
「ちょっと待って、バリスタくん。」
コーヒーチェリーばあさんに呼び止められて、バリスタくんが振り返ると、そこにはコーヒーチェリーばあさんのやさしい孫娘コーヒーマイスターと、その弟のコーヒー豆太郎がにこにこと立っていました。
「さあ、この2人をおともにつれていきなさい。」「よろしくね、バリスタくん。」「こちらこそ、どうぞよろしく」

3人仲良く、ポット号に乗りこむと、
「ポッポー!」
ポット号はいきおいよく飛び立ちました。
こうして、バリスタくんの、コーヒーをもっと知るための冒険が始まったのです。
~次回はバリスタくんがコーヒーの産地を訪れるよ。お楽しみに!
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